外貨MMFのポイント

外貨MMFのしくみとメリットは

外貨MMFの商品性を見ると、外貨預金に近い印象を受ける人も多いと思います。両者とも、正確な概念は違いますが、一応、金利商品の一種ですし、外貨ベースでの元本割れリスクも最小限に抑えられています。

 

マネー・マーケットーファンド(MMF)とは、その名の通り、マネー・マーケット=短期債を中心に運用されていますが、日本だとコール市場やCD市場がこれに該当します。つまり、金融機関や企業などが、1日、あるいは1週間といった非常に短いつなぎ資金を調達するための市場と考えてよいでしょう。

 

その特徴は、安全性の高い資産が中心であるということです。そもそも市場に参加している資金調達側は、銀行などの金融機関が中心であり、資金の調達期間も短いことから、貸したお金が戻ってこないというリスクも低くなっています。しかも、短期債とはいえ債券である以上、金利変動にともなって債券価格が変動するリスクはありますが、短期債の場合、償還までの期間が短いため、償還までの期間が10年、あるいは20年といった長期債に比べると、価格変動リスクははるかに低く抑えられます。

 

したがってこうした資産を中心に組み入れて運用するMMFは、基準価額の安定性が極めて高く、過去元本割れを引き起こしたケースはほとんどありません。現時点ではほぼ預貯金に近い元本安全性を持っていると考えてもよいでしょう。

利息か分配金かの違いが外貨預金との相違点

その意味において、外貨MMFは外貨預金に近い性質を持っていると受け止められがちなのですが、大きく異なる点がひとつあります。それは、収益率を示す「分配率」が、預金の利率の。ように将来得られる利息を示すのではなく、過去の運用実績が表示されていることです。これを「実績分配率」といいます。

 

実績分配率は、過去7日間の平均分配率という形で表示されています。したがって、今日、表示されている実績分配率が、将来もそのまま続くという保証はありません。あるという点に、注意する必要があります。
ん。あくまでも過去の運用実績

 

外貨MMFの利率は、各通貨国の短期金利に連動します。米ドル建てであれば米国の短期金利、ユーロ建てであればユーロ圏の短期金利です。こうした短期金利が上昇傾向にあるときは、外貨MMFの実績分配率も上昇傾向をたどりますし、逆に短期金利の水準が低下傾向をたどっているときは、外貨MMFの実績分配率も低下傾向をたどります。こうしてみると、確かに外貨MMFは投資信託の一種ではありますが、他の投資信託のように元本価格が上昇・下落を繰り返すようなことはありません。前述したように、外貨MMFの投資先であるマネー・マーケットは、基本的に金利のやりとりを行なう場なので、株式や長期債券などのように、大きく価格が動くことがないのです。

 

したがって、外貨MMFで運用する場合は、金利変動という変動要因はありますが、基本的には為替レートの値動きによって、円ベースの損益が大きく変動する商品と考えてよいでしょう。外貨MMFの運用で収益を最大化させるためには、短期金利が上昇トレントをたどっているか、もしくは高い水準で維持されているという局面で、かつ円高で買って、その後は円安が進むという状況が理想になります。

 

現状、米国の短期金利はゼロ金利政策の影響もあって底ばいなので、米ドル建てMMFの実績分配率も、非常に低い水準に止まっています。ただ今後、景気回復にともなって出口戦略を模索することになれば、徐々に短期金利が上昇へと向かう可能性があります。また、ドル買いムードも浮上してくるので円安に向かう可能性があり、米ドル建てMMFの運用環境としては、望ましい状況になる可能性があります。

日経平均は25日・75日線を支持・抵抗とした動きが続いていたが、先週の下げによって25日線を割り込んだ。パラボリックの陰転や一目均衡表の悪化などもみられる。オープニング・ギャップが続いているため欧米市場の動向次第では反転可能だが、方向性としては年末高への期待は後退。そのため、個人主体による材料株物色によって、「掉尾の一振」銘柄を探る思惑的な商いが中心になりそうだ。また、今週はIPOが6社予定されているほか、先週末のSNS関連の強い動きもあり、中小型株物色の動きが強まりそうである。そのほか、原子力発電所11基のうち10基が停止した関西電力はきょうから、昨冬比10%以上の節電を家庭や企業に求める、「節電要請期間」が始まった。自家発電機や蓄電池、LED、石油ストーブなど節電関連への物色が期待される。